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2011/8/2 火曜日
スカイアクティブ テクノロジーとは?
最近、マツダ・デミオがマイナーチェンジして、CMから『スカイアクティブ・テクノロジー』という言葉が聞かれてきます。
というわけで、その『スカイアクティブ・テクノロジー』ですが、
今回デミオに搭載されたのは『SKYACTIV-G』と呼ばれる、ガソリンエンジンのための技術です。
そもそも自動車に使われているガソリンエンジンですが、ガソリンを燃やしたときに発生するエネルギーから約1.5~2割のエネルギーしか動力として取り出せていません。
細かい内訳はいろいろありますが、一番多いのは『熱』として逃げていくエネルギーです。(約7割~)
どこの自動車メーカーも、いかにして熱になって逃げていくエネルギーを減らすか(熱効率を上げるか)と、エンジン開発を続けているのですね。
熱効率を上げる方法としてイロイロありますが、今回マツダが着目したのは『圧縮比を上げる』ということみたいです。
『かつてない圧縮比』とCMでも言ってますが、このエンジンの圧縮比は”14″だそうですね。(通常のガソリンエンジンの場合、8~10前後)
本来、ガソリンエンジンでそこまで圧縮比を上げてしまうと、ノッキング(異常燃焼)を発生して、まともにエンジンは回りません。
ですが、EGR(排ガス再循環)システム・燃焼室形状・燃料噴射の制御などを工夫することにより、このエンジンを完成させています。
ちなみにトヨタでは、熱効率の向上を目的として燃焼室表面積の小さい(燃焼室形状の浅い)エンジンが作られています。
その結果、インレット及びエキゾーストバルブの挟み角が狭くなり、2本のカムシャフトが接近します。そのため以前はシザースギヤを用い、1個のカムプーリーで2本のカムシャフトを駆動する『ハイメカツインカム(コンパクトツインカム)』が生まれたのです。
他にもアトキンソンサイクル(マツダではミラーサイクル)といって、圧縮比よりも膨張比を大きくしたエンジンを作ったりと、各メーカーがあの手この手で工夫しているのが面白いですね。
でも時代の流れでしょうか、エコにこだわりすぎて楽しいエンジンが減ったかな~って思うのは私だけでしょうか??
これはFT-86に期待しなきゃですね。
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