「修理の達人がリバーサのサービスについての知識や自動車の知識などアップしていきます!」
2010/3/13 土曜日
塗装の見習いのブログ
という訳でいま流行りの(?)スピンオフです。
マツダの「プレマシー」が入庫されまして・・・・
今回はバックドアを新品に取り替える事になったのですが
車を見てオドロキました。
なんと、普通は鉄板であるハズのドアが・・・・
プラスチック(樹脂)で出来ているではありませんか!!
長年(?)この業界にいますが、実物を見るのは初めてです。。
もともと、車の「オーバーハング部分」
(車の前輪より前、及び後輪より後ろ つまり車の前後の端の部分ですネ)
の重量は、車の性能に大きく影響を及ぼすので、なるべく軽くなるように
各メーカーも色々な工夫をしています。(ヨー慣性モーメントの低減)
例えばアルミ合金でドアを造ったり、一体成型で部品点数を減らしたり。
ただ、アルミは材料が高価(コストがかかる)な為、一部の車種にしか使われていませんでした。
しかも、柔らかい金属なので板金修理が難しいんです。
そこでコストと軽量化を両立させた樹脂パーツになったのでしょうね。
と言っても、以前は素材の高さから採用はされて無かったそうですが。。
樹脂化と同時に、周辺の外装部品(スポイラーやガーニッシュなど)を
樹脂部品に一体化する事で軽量化はもちろん、製造工程を簡略化する事でコスト減を実現したそうです。
樹脂化の利点は軽量化の他にも
・鋼板のプレス成形では出来ない形状の自由度アップ
・ぶつけた時に凹みにくい
・軽量化により、バックドアの開閉操作が楽
などがあると思います。
逆に欠点を考えてみると・・・?
磁石が付かない為、初心者マークなどはそのまま付かない
といった感じでしょうか(笑)
仕上がりについては、下地処理だけ樹脂専用のモノを使いますが
塗装は従来の(鉄板・アルミと同じ)モノを使いますので、変わりなしです。
車って日々進化していますね!
僕の技術も早く師匠(達人)に追いつけるように頑張ります!!
=塗装の見習い=
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